インターネット上で公開されている個々の情報ページを Webページ（ウェブページ）といって、複数の Webページが集まったものを Webサイト（ウェブサイト）という。
たとえば、今見てもらっている「Webサイト」という用語の解説がひとつの Webページで、こうした Webページが集まった『事例s』がひとつの Webサイトになっている。逆にいうと、『事例s』という Webサイトの中に、たくさんの Webページがある。
紙の雑誌に例えると、各ページや一本一本の記事が Webページで、それが収まった雑誌全体が Webサイトに相当する。そして、紙の雑誌が無数にあるように、インターネット上の Webサイトも無数にある。
別の言い方をすると、ひとつのドメイン（インターネット上の住所）があって、そのドメインの下で公開されている情報ページ全体がひとつの Webサイトを構成している。この『事例s』では、https://jilays.com/ というドメインで始まる情報ページ全体が、『事例s』という Webサイトを作っている。
現在、Webサイトはインターネットの機能の中心で、単に会社や商品の情報を発信するだけでなく、ネット通販や映像配信など、さまざまなサービスが Webサイト上で提供されている。
さて、日本では以前、インターネットで提供されている情報ページをすべてホームページと呼ぶことが多かった。しかし本来は、Webサイトのトップページだけをホームページという。
Webサイトの Web は、World Wide Web（ワールド・ワイド・ウェブ）というインターネットの機能から来ている。これは、WWW と略されることが多く、日本語にすると「世界に広がるクモの巣」といった意味。
そして Webページは、この WWW と呼ばれるしくみで他の Webページとつながっている。Webサイトも、WWW によって他の Webサイトとつながっているのが普通だ。
「サイト」は別のページでも説明しているけど、本来は「場所」といった意味。ただし IT の世界で「サイト」というと、Webサイトを指すことが多い。
初稿公開：2001年4月
最終更新：2020年9月
執筆：下島 朗
