MPU は、Micro Processing Unit(マイクロ・プロセッシング・ユニット)の略で、実質的に CPU と同じ意味だと思っていい。
CPU(シーピーユー)は、Central Processing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)の略で、どんなコンピューターにも必ず入っているメインの部品。実際に計算などを行う、コンピューターの頭脳。
以前は、CPU のことを MPU ということがあった。厳密にいうと CPU と MPU は違う。
たとえば、かつての大型コンピューターは、複数の部品を組み合わせて大きな CPU を構成していた。一方、パソコンやスマートフォンは CPU がひとつの小さな半導体になっている。そのため、この部品を MPU と呼んで区別することがあった。
しかし今は、サーバーも含めて、ほとんどのコンピューターの CPU がひとつの部品になっている。そのため、一般的なパソコンやスマートフォンのユーザーは CPU と MPU は同じ意味だと思っていい。
CPU については、別のページで詳しく解説しているので必要に応じて参照してほしい。
初稿公開:1997年5月
最終更新:2019年6月
執筆:下島 朗