パーソナル・コンピューターとは、英語で書くと Personal Computer で、いわゆるパソコンのこと。
日本では、略語を作るとき、カタカナ 3~4文字にすることが多い。一方、英語では頭文字をとることが多い。というわけで、日本では「パーソナル・コンピューター」を略して「パソコン」といって、英語では「Personal Computer」を略して「PC」という。
というわけで、外国人と話すときは「パソコン」といっても通じない。「PC(ピーシー)」と言おう。
いずれにしても、パーソナル・コンピューター(パソコン/PC)は「個人のコンピュータ」といった意味。それなら個人用ではないコンピューターがあるのかというと、ある。たとえば、かつての大型コンピューターや現在のサーバーは複数の人が共有しているので個人用のコンピューターにはあたらない。
なお、小さな事業所では 1台のパソコンを複数の人が使っているケースがある。家庭でも、家族で共有していることがある。もちろん、こうした使い方も可能だけど、本来の意味からするとイレギュラーだと思う。
現在、単に「パソコン」といったらウィンドウズパソコンを指すのが一般的。ただし、もともとウィンドウズパソコンだったものにリナックス(Linux)など別の基本ソフト(OS)を入れていることもある。
一方、アップル製のマック(Mac)は、いわゆるパソコンとは区別されることが多い。マックもパーソナル・コンピューターではあるものの、マックはマックであってウィンドウズパソコンとは違うといったニュアンスがある。ところが、報道メディアでは、あえて「アップルのMacパソコン」などとしているケースがあって、これはちょっと違和感がある。
初稿公開:1997年7月
最終更新:2019年7月
執筆:下島 朗