パワーコンディショナーとは、太陽光発電(ソーラー発電)や家庭用燃料電池でつくった電気を直流から交流に変換する装置。
太陽光発電(ソーラーパネル)や燃料電池でつくられる電気は直流になっている。つまり、電池と同じで電気が一定方向へ流れる方式。一方、日本の一般家庭やオフィスでは主に 100Vの交流電気が使われている。当然、多くの家電製品や事務機器が 100V交流の電気で動く。
そのため、太陽光発電や燃料電池発電で発生した電気は、直流から交流に変換する必要がある。その役割を果たしているのがパワーコンディショナーと呼ばれる機器で、パワコンと略されることが多い。
パワーコンディショナーには、入力する電気の上限を決めたり、電気の逆流を防ぐといった機能もある。しかし、メインの機能は直流から交流への変換。そして、その変換率がいいほど使える電気、あるいは電力会社などに売れる電気が多くなる。
ソーラーパネルを設置するときは、同じメーカーのパワーコンディショナーを選ぶことが多いだろう。その際は、ソーラーパネルの発電効率とともにパワーコンディショナーの変換効率にも注目したい。
初稿公開:2016年5月
最終更新:2019年5月
執筆:下島 朗