ガーファは通常、GAFA と表記する。これは、アメリカの巨大IT企業、グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の頭文字を取った造語。
この 4社は、世界中に何億人もの利用者がいて、それぞれの得意分野で圧倒的に強いビジネスを行っている。しかも、いろいろなサービスを吸収・統合することで、さらに強さを増している。そのため、何かと注目されて話題になることが多い。
インターネットを使って何かビジネスをしたいという会社に、そのための基盤(プラットフォーム)を提供している IT企業をプラットフォーマーという。GAFA の 4社は、複数の巨大なプラットフォームを持っていて、いうなれば総合プラットフォーマーのような規模になっている。
インターネットの世界では、広告が大きな収入源になっている。そして、利用者の好みに合わせて的確に広告を表示するためのプラットフォームとして、グーグルの検索サービス(検索連動型広告)や大手SNS などがある。
大手SNS としては、フェイスブック、ユーチューブ(Youtube)、インスタグラム(Instagram)などが有名だけど、現在、ユーチューブはグーグルの、インスタグラムはフェイスブックの傘下に入っている。
また、音楽や映像の配信サービスも重要なプラットフォームになっていて、アップルはアップル・ミュージック(Apple Music)やアップル TV プラス(Apple TV+)で、アマゾンはプライム・ビデオ(Prime Video)で配信サービスを行っている。
あるいは、スマホ全盛の時代になって、その基本ソフト(OS)として アンドロイド(Android)を提供しているグーグルと iOS(アイオーエス)を提供しているアップルは、それだけで極めて重要なプラットフォーマーといえる。
アマゾンは、ネット通販の会社というイメージが強いけど、自社で売るだけでなく、マーケットプレイスといって他社がアマゾンのサイトを利用して商品を販売できるサービスも提供している。つまり、ネット通販のプラットフォーマーでもある。
とはいえ、なぜこうした巨大プラットフォーマーが脅威といわれるのか実感しにくい。そのため、身近に感じられる物語をつくってブログ記事に載せているので、よかったら一読してみてほしい。
【ブログ】GAFAの何が、そんなにスゴイのだろう?
最終更新:2020年3月
執筆:下島 朗