全固体電池(ぜんこたいでんち)とは、その名のとおり中身がすべて固体の電池(バッテリー)のこと。 電池には、使いきりの一次電池と、充電して繰り返し使える二次電池がある。そして、それぞれ使われている材料の違いと、それに伴う性能の違いによって、たくさんの種類が存在する。 しかし基本は、約200年前に発明…
サーマルリサイクルとは、主にプラスチックのゴミを燃料として燃やし、その熱を利用すること。サーマル(thermal)は「熱の」という意味で、ゴミから熱エネルギーを取り出すので「熱回収」ということもある。 具体的には、回収した熱を発電やゴミ処理施設周辺の建物の暖房などに使っている。単に焼却するのではな…
ケミカルリサイクルとは、主にプラスチックのゴミを原料に戻して再び同類の製品を作ること。ケミカル(chemical)は「科学的な」といった意味。 リサイクルには、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルの 3種類がある。 まず、鉄やアルミを溶かして、また同じ製品にすることを、マテ…
マテリアルリサイクルとは、回収した金属などから再び製品を作るリサイクル方法。マテリアル(material)は「材料」や「素材」といった意味。 分かりやすいのは鉄やアルミで、家庭から出たスチール缶やアルミ缶、家電や車に使われている金属部品、建築物の鉄骨やアルミサッシなどを回収して、工場で溶かして、ま…
リサイクル(recycle)は、使わなくなった製品(いわゆる不要品やゴミ)を再生して利用すること。 気をつけたいのは、「再利用」ではなく「再生利用」となっていること。たとえば、中古車や中古家電、家具や古着などはカタチも用途も変えることなく別の人に使われる。これは再利用で、リユース(reuse)とい…
冗長(じょうちょう)は本来、文章などに無駄があって長ったらしいこと。「簡潔」の対義語、つまり反対の意味の言葉だ。 一般的には、無駄がなくて簡潔な方がいい。しかし、IT の世界では、あえてデータや機器を冗長化していることが多い。同じ意味で、「冗長性を持たせる」といったりもする。 分かりやすいのがデー…
ストライピングは、2台のハードディスク(あるいは SSD)を組み合わせて使うことで読み書きを速くする技術。通常、RAID 0(レイド0)と呼ばれているもので、この方法でデータを書き込むこともストライピングという。 RAID は、複数のハードディスクを組み合わせて実質的に 1台のように使う技術。主に…
IT の分野でミラーリングというと、トラブルに備えて機器やデータを 2重化しておくこと。また、スマホの画面をテレビに映し出すこともミラーリングという。 ミラーリングのミラー(mirror)は鏡という意味で、この単語には「忠実に映す」といった意味もある。そして、鏡で映したように、2台のハードディスク…
バックアップは本来、「後ろから支える」という意味の英単語だけど、IT の世界ではトラブルに備えて機器やデータを 2重化(あるいは多重化)しておくことをバックアップという。 分かりやすいのはパソコンのデータ。文書ファイルや画像、電子メールの送受信記録、ブラウザーの設定など、普通は内蔵ハードディスク(…
RAID(レイド)は、複数の HDD(ハードディスク)や SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を組み合わせて使うことで、データの読み書きを速くしたり、故障によってデータを失うリスクを減らす技術。 RAID には複数の方式があって、それぞれ特徴や使用目的が違う。RAID 10(レイド10)は、デー…